- こんにちは、お線香マイスターのかおるんです。
年末に向けて、外を歩くと目に入るのが、「喪中はがき印刷承ります」の幟やポスター。
年賀状を意識する時期になってきました!
それとお線香と、何か関係あるの?って思いましたか?実は大アリなんです。
喪中はがきを頂いたこと、ありますよね。その時にどう対処するか。
そこでお線香が大切なキーになるんです。
それでは、ご紹介していきますね😄
Contents
喪中はがきで初めて訃報を知る時代
まず、そもそも喪中はがきとはなんぞや?という方のために、簡単に解説!
故人が亡くなってから一年間を「喪中」と言います。
この一年間は、結婚式の参列・神社参拝・年始の挨拶回りは控えることになっています。
それが、「故人の冥福を祈る」こととして一般的に言われているからです。
字のごとく、「喪に服して慎ましやかに過ごす期間」という意味があります。
ですので、この一年間のうちに年賀状も控えることになります。
「今年は喪中なので年賀状(新年のご挨拶)を控えます」という欠礼状。これが、「喪中はがき」。
家族葬の増加が生んだ現象
昔と違って、最近は葬儀費用の見直しが強まり、どんどん葬儀代が縮小化しています。
葬儀代が嵩まぬよう、家族だけで葬儀を行う「家族葬」という言葉はもはや珍しくありません。
大勢の人を葬儀に呼ばないとどうなるか。
そうです、先に説明した、喪中はがきで、不幸があったことを初めて知るのです。
葬儀参列であれば、香典を包んで行きますが、後からお手紙で知った場合、どうしたらいいのでしょう…?
喪中はがきのお返しには何をすればいい?
では喪中はがきをもらった際には、どうすればいいのか?
そのまま?年賀状作成リストからその人を除けばいい?
それだけでももちろん結構なんですが、古くからのお付き合いのある方や思い入れのある方
には、それだけで済ませるのは何となく憚れるというか、軽薄な気がしませんか。
かと言って、「今更香典包むの…?」という気もする。
あぁどうしたらいいの?
はい、実はそんな方のための最適な方法があるんです。
それは、主に2つ。
①寒中見舞いを出す
②お線香を送る
一つずつ解説致します。
寒中見舞い
季節のご挨拶程度に、近況を報告し合う挨拶状のようなものです。
ただし、これは松の内を過ぎてから送るようにしましょう。
松の内とは、お正月がひと段落した時期のことで、一般的には1月7日〜節分までのことを指します。
お線香を送る=喪中御見舞い
オススメなのがこれ。
お線香は元々、亡くなった人の為に焚くものですから、不幸の連絡の応対に最適。
また、その他にもお線香をオススメする理由は4つあります。
①消えて無くなる
②現金でなく、モノなので仰々しくならない
③スマートに、且つ分かり易く気持ちを伝えられる
④忙しいあなたでも手間をかけずに済む
一番大きいのは、消えて無くなる点と、手紙を書くという手間がカットできることでしょうか。
なかなか手紙を書くということが減ってきている昨今、手紙はハードルが高く感じるでしょう。
どんなお線香がいいのか
さて、前項でお線香を強くオススメしましたが、
どんなものを選べばいいの?という疑問が出てくるかと思うので、順を追ってご案内しますね😋
形態
まず、どんな形態を選ぶか。
というのは、「家庭用のサイズ」なのか「贈答用」にするか、2パターンあるからです。
・家庭用→紙の箱に、お線香がバラバラっと2〜400本前後入っているもの。
・贈答用→進物用、とも呼ぶ。ギフト用の商品。
人に差し上げる訳なので、ここは「贈答用」をチョイスしたいところ。
贈答用は桐箱や塗り箱に入っていて、お線香が8〜10把、巻き紙で巻いてあったりサック箱に入っているものが一般的です。
ちなみに巻き紙は、人の手で行うのでコストが掛かっており、サック箱よりもその分少しお値段が高かったりします。見た目は一目瞭然、巻き紙の方が立派な印象です。
表書きは「喪中御見舞い」がイマドキ
四十九日を過ぎていれば「御仏前」、その前なら「御霊前」ですが、後から訃報を知る今回のパターンですと、大体が「御仏前」になるでしょう。
しかしながら、最近では「喪中御見舞い」という文言が浸透してきており、これを表書きに指定する
方も増えているとか。
どちらがいいかは、自己判断or販売店の方に相談してみてください。
相場
上述の「贈答用」を前提にしますが、一番多いのは3,000円台です。
次に5,000円、次いで2,000円台…と続きます。
香典を包むことと比べたら、手頃に感じる価格帯かと思います。
あとは、お付き合いの深さの度合いやご自分のお財布と相談して決めるといいでしょう。安いからだめ、高いから言い、と一概には言えませんしね。
とにかく「気持ち」が大事です。
お線香を送ろう、と思った時点で、もう故人のことを偲ぶ気持ちは十分あるということですから。
機能面
香りって、特に好みが人によって様々なんです。
香木系なのか、フローラル系なのか。
オススメは、「フローラル系」+「煙が少ない」タイプ。
フローラルタイプであれば、今市場に出回っている商品のほとんどは煙が少ないです。そして、香りも「いかにもお寺さんみたいな匂い」は敬遠する方もいますので、フローラルの軽い香りが好ましいです。
いわゆる万人受けする香り、です。
お花の香りが無難でしょうか。あまりにも甘すぎたり、こってりしたものは避けて、さっぱりしたものを意識してみるといいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
喪中はがきの意味・届いたらどう対処すべきか、そして、お線香が最適である理由、
さらにどんなものを選ぶか、大体掴んでいただけたでしょうか。
「家族葬」はこれからもどんどん増えます。
2016年時点で亡くなった方が130万人、2025年には150万人にも増えると言われています。
そうなると、今後はますます「喪中御見舞い」が浸透してゆくことでしょう。
不幸のお知らせがリアルタイムで耳に入りにくいご時世ですが、それならそれに合わせたマナーや心遣いの形があります。
あなたは、どんな形で相手様に伝えますか?
✔︎喪中はがきをもらってそのままは寂しいかも?
私自身、今回のこの「喪中御見舞い」を知るまでは、喪中はがきをもらってもどうしていいか分かりませんでした。それこそ、リストから外す、くらいのことしか出来ませんでした。
でも、心の何処かに違和感があって、「これでいいのだろうか」と疑問に感じていました。
ですので、もしこれを読んだあなたも、少しでも心当たりがあるのなら、
行動してみてください。
もらった側の方は、とても喜んでくださることでしょう。
え?お線香もらい過ぎちゃう人がいるかもって?その心配はご無用です!
こうゆう方法がありますから(笑)!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。